MacのFinderを有効活用して、デザインの作業スピードをアップしよう

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案件をいくつか掛け持ちしていると、急な差し込み作業もあって、データがあちらこちらに。探すのもイライラ。そのうち、私作業遅いかもしれないと感じたり、うっかりミスしちゃったり…。そんなデザイナーさんにこそ、おすすめしたい!

MacのFinderの「ちょっとしたカスタマイズ」と「使い方のルール」で、日頃の作業スピードをアップしましょう。この記事では、デザイナーの私が実際に実践している方法をご紹介します。

※この記事でご紹介している環境は、macOS 10.14になります。

1. Finderを使いやすいようにカスタマイズする

Finderのパスバーを表示する

Finderのパスバーを表示しておくと、ファイルがある場所の階層がひと目でわかるので便利です。一番上のFinderのメニューバーから、「表示」→「パスバーを表示」を選択すると出てきます。

Finderのツールバーにアプリのアイコンを置く

上図のように、Finderのツールバー部分にアプリのアイコンを置くことができます。
置きたいアプリをcommandキーを押しながらドラッグすると追加できます。(削除はcommandキーを押しながら遠くに引っ張って離します。)

これの何が便利かというと、もちろんクリックするとアプリが起動しますが、例えば今Finderのところにあるイメージ画像をPhotoshopで開きたい時に、このアイコンの上までそのイメージ画像をドラッグして開くことができるのです。(下のDockまでドラッグしたり、右クリックメニューで開いたり、なんて手間が省けるわけです!)

Finderのよく使う項目を活用する

一番目立つのでもうすでにみなさんもやっているかもしれませんが、「よく使う項目」を編集してすぐアクセスしやすいようにしてます。
対象のフォルダなどをここにドラッグすると追加されます。(削除はoptionキーを押しながら遠くに引っ張って離します。)
私は今やっている案件のフォルダもまめに追加したりしていますよ。

2. Finderのウィンドウを6つ並べてルールを決める

前項ではカスタマイズ方法でしたが、今度は私が実践しているFinderのウィンドウの使い方とルールになります。
最初は面倒に感じるかもしれませんが、自分なりにルールを設けておくと、作業スピードがアップするだけでなく、人的なミスを軽減できます。

Finderのウィンドウを6つ並べて作業する

まず、私はPCを起動したら、このような感じでFinderのウィンドウを6つ並べています。
全部均等の横幅でなく、一番右側の列が狭いのがポイントです。
(ノートPCだと画面領域が狭いので、4つにするといいかもしれません。)

6つの各ウィンドウに表示するもののルールを決めておく

このウィンドウの各場所にどんなフォルダやファイルを表示しておくのか、ルールを設けています。

  • 上段の2つ:ローカル環境で作業しているものを表示
  • 下段の2つ:共有サーバなど外部環境のものを表示
  • 上段の一番右側:ダウンロードフォルダを表示
  • 下段の一番右側:書き出しフォルダを表示

こうすることで、複数人で作業している時のローカルと共有サーバで同じ名前のファイルを扱う時の混乱を防げたり、共有サーバへアップする時は上から下に移動させる、など自分の中でルールを一定にすることができます。

作業内容や仕事環境によって、上段左2つと下段左2つはルールを変えたりもしています。
大事なのは、“マイルールを決めてカラダに覚えさせる”ということです。

一番最初の保存先を毎回同じ場所にしておく

いつも私は「ダウンロード」データと「書き出し」データを、まずは必ずこのフォルダに保存するようにしています。(ダウンロードフォルダはMacのデフォルトのもの、書き出しフォルダは自分で作成したものです。)

このフォルダから、あとで各案件のフォルダに移動させています。
面倒くさそうに感じるかもしれませんが、あちらこちらにデータを保存すると、うっかり古いデータに上書きしてしまったり、書き出した場所がどこかわからなくなってしまったり…などをだいぶ防げるのでおすすめです!(また、あとで移動させる際に意識的に整理ができるのも良いポイントです。)

最後に:うっかりミスをしてしまうからこそのルール

うっかりミスは、ちょっとしたルール、いわゆる「習慣」を付けておくと防げるものも多いです。実際、私も結構うっかりなので、細かいミスをしてしまうことがよくあります。だからこそ、最初は少し面倒ですが、使いやすいようにカスタマイズしたり、ちょっとしたルールを作ってみたりしています。

上記はあくまでも一例なので、ぜひみなさんも自分なりのカスタマイズや習慣を模索してみてくださいね。

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Thanks: Photo by Domenico Loia on Unsplash