デザインを見せる時は「自分も見る側」になることが大事だった

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前回はデザインを見せる前の、ちょっとした心構えをお話しました。
デザインを見せる前に「自分も聴く準備」をしておくことが大事だった | デザインメモ 2.0

前回と同様に書籍『みんなではじめるデザイン批評』から私なりにモグモグと解釈したことを、今回はもう少し進んで、【デザインを見せる時】に自分自身へ問いかけてみたいことをお送りします。

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さあ、デザインを見せる時に、これから話す3つのことを意識してみて。

1、目的を忘れてない?

そもそもどうしてそのデザインを相手に見せるのか、今一度考えてみてください。

デザインのレビューは、そのデザインが良いか・悪いかを判定する場ではなく、そのデザインをより良くするために分析する場ではないでしょうか。

2、ムッとして反論しちゃってない?

自分のデザインに意見を言っている人に、途中でどうしても反論したくなってしまいます。でも、相手が何を自分に伝えようとしているのか冷静に分析してから、再度質問をするのが大事。

「ココ、青じゃなくて赤にしたら?」と言われた時に、つい「青がいいんです。なぜなら…」と反論するのではなく、「どうして、赤がよいと思いましたか?」と聞けるかどうか。

「ここは大事なところだから目立たせたいんだよ」という答えが返ってきたら、あなたは「では、赤にするのではなく、◯◯することで目立たせることもできますよ」なんて会話が出来るわけです。

3、見てもらう側になってない?

デザインも見せる時に、【自分も見る側】になりましょう。これじつは一番大事。というより、ムッとしないコツかもしれません。

自分も見る側だと、見る側である人たちの話しもいつもより聴けるようになるし、一緒に自分のデザインを分析できるようになれるはず。

大事なのは「一緒にデザインを見る側になる」こと

そのデザインはあなただけのデザインではないのです。逆を言えば、あなたの作ったデザインにケチをつけられても、あなたが落ち込む必要は全く無いと思うのです。

デザインを見せる時は、プロジェクトに関わっているメンバー、ディレクターやクライアントと、一緒に分析し改善していく気持ちで臨みましょう。

あなたからも、一緒に改善していきましょう!という姿勢を出していくのも大事かもしれません。