デザインを作るとき、“自分らしさ”はメインにする?それともスパイスにする?

[ 読了目安:約2分 ]

私はスパイス派です。

デザインのこともモゴモゴ考えていたら、デザインには2種類あるのではないかと思いました。

  • 自分らしさを「メイン」にしたデザイン
  • 自分らしさを「スパイス」にしたデザイン

デザインに必要な“自分らしさ”って?

アートとデザインの話しがよく話題になりますが、「アート=自己表現=自分らしさ」が、デザインにはどうしても必要になるのではないでしょうか。

なぜなら、自分らしさがないと、デザインは単調になって面白くないのですね(ざっくり言うとw)。

デザインは、自分を表現する場ではなく、あくまでも商品やサービスをお客さんに買ってもらう・使ってもらうための設計です。

そこに“自分らしさ”をどのぐらい出すのか?

その加減で、おそらくデザイナーとしての将来が変わってくるように私は思えたのです。

デザインの学校で求められたアート的なデザイン

ここで少し私自身の小話を。

最近、過去に作ったデザインを見返していたら、あることに気づきました。デザインを学び始めた学生時代からデザイナー1年目まで、かなりワンパターンだったのです。同じパーツ使ったり、同じ色味使ったり…。

その商品らしさやサービスらしさよりも、「自分の好み」が全面に出てるデザインでした。

学生の時は、その商品やサービスのターゲットやリサーチなど学びませんでした。だからこそ、デザインはあくまでも自分の好みで、絵を描くような、まさにアート作品のように作ります。

アート表現を活かしたデザインも、もちろんあります。ただ、それは自分の個性を活かしたデザインで、まさにアート表現が得意な人ならではのデザインだと思うのです。(素敵なビジュアル作れる人はほんと羨ましい…!)

まとめ:自分らしさ加減の見極め

おそらく、自分らしさをメインにするのか?スパイスにするのか?が、デザイナー誰しも最初にぶち当たる壁に思えます。

そして、自分だけでなく職場によっても、この自分らしさ加減をどのぐらい求めているのかが違います。

たぶん、デザイナーさんが2年ぐらいで転職を考えたり、なんか違うと1年未満で辞めてしまうのは、そのあたりの不一致からなんじゃないかな、と。

しかも、ほとんどの制作会社はスパイス派です。でも、デザインの学校で教わるのって圧倒的メイン派なんですよね…。

自分らしさをどのぐらい出したいのか?が見極められると、ハッピーにデザインのお仕事できそうに思いました!