私はスパイス派です。
デザインのこともモゴモゴ考えていたら、デザインには2種類あるのではないかと思いました。
- 自分らしさを「メイン」にしたデザイン
- 自分らしさを「スパイス」にしたデザイン
デザインに必要な“自分らしさ”って?
アートとデザインの話しがよく話題になりますが、「アート=自己表現=自分らしさ」が、デザインにはどうしても必要になるのではないでしょうか。
なぜなら、自分らしさがないと、デザインは単調になって面白くないのですね(ざっくり言うとw)。
デザインは、自分を表現する場ではなく、あくまでも商品やサービスをお客さんに買ってもらう・使ってもらうための設計です。
そこに“自分らしさ”をどのぐらい出すのか?
その加減で、おそらくデザイナーとしての将来が変わってくるように私は思えたのです。
デザインの学校で求められたアート的なデザイン
ここで少し私自身の小話を。
最近、過去に作ったデザインを見返していたら、あることに気づきました。デザインを学び始めた学生時代からデザイナー1年目まで、かなりワンパターンだったのです。同じパーツ使ったり、同じ色味使ったり…。
その商品らしさやサービスらしさよりも、「自分の好み」が全面に出てるデザインでした。
学生の時は、その商品やサービスのターゲットやリサーチなど学びませんでした。だからこそ、デザインはあくまでも自分の好みで、絵を描くような、まさにアート作品のように作ります。
アート表現を活かしたデザインも、もちろんあります。ただ、それは自分の個性を活かしたデザインで、まさにアート表現が得意な人ならではのデザインだと思うのです。(素敵なビジュアル作れる人はほんと羨ましい…!)
まとめ:自分らしさ加減の見極め
おそらく、自分らしさをメインにするのか?スパイスにするのか?が、デザイナー誰しも最初にぶち当たる壁に思えます。
そして、自分だけでなく職場によっても、この自分らしさ加減をどのぐらい求めているのかが違います。
たぶん、デザイナーさんが2年ぐらいで転職を考えたり、なんか違うと1年未満で辞めてしまうのは、そのあたりの不一致からなんじゃないかな、と。
しかも、ほとんどの制作会社はスパイス派です。でも、デザインの学校で教わるのって圧倒的メイン派なんですよね…。
自分らしさをどのぐらい出したいのか?が見極められると、ハッピーにデザインのお仕事できそうに思いました!