2022年の注目グラフィックデザイントレンドとして、海外のサイト99designでも取り上げられていた「レトロ」テイストなデザイン。実際、グラフィックだけでなくWebサイトでも今年はレトロなデザインを多く見かけました。
今年も終盤に差し掛かってきて、私が日頃から溜めているブックマーク集にもレトロなものが溜まってきたので、いくつかピックアップしてご紹介します!
90年代ポップよりも、少し落ち着いたもの寄りです。
1. ポップでどこか懐かしいイベントサイトたち
その年のトレンドはイベントやカンファレンスなど期間が決まっているサイトなら取り入れやすいため、トレンドを全面的に活かしたサイトはその系統のものが多く目に付きます。
Awwwards Conference – An Event for UX / UI Designers and Web Developers
2022年9月にアムステルダムで行われたAwwardsのカンファレンスサイトです。
タイポグラフィのシンプルな構成によって、キャラクターのアニメーションが際立っています。
デザイナー向けのポートフォリオ作成サービスを展開しているViViViTのイベントサイトです。独特なオブジェクトや配色で、レトロさがありつつどこか不思議な雰囲気を醸し出していますね。
オンラインコミュニケーションツールのチャットワークのイベントサイトです。ブロックのオブジェクトでポップさがありつつ、太い線を使うのがポイントですね。
2. 食品系と組み合わせた個性的なサイトたち
商品や店舗を紹介するサイトでも、その世界観とトレンドがマッチしていると活かしく、より個性的なものになりますね。
カレー店のサイトです。ノイズテクスチャをアニメーションさせる表現も面白いですね。
Cabi | Japanese flavors delivered straight to your home – cabifoods
日本の調味料の商品を紹介しているサイトです。朱色が印象的で、右側のメニューが特徴的ですね。
粥粥好日 | アジアを味わう、新感覚お粥。
お粥のプロダクトのサイトです。漢字と上手く組み合わせて、今っぽい配色で渋さを感じさせないバランスがいいですね。
3. ベージュ系で落ち着いた雰囲気のサイトたち
モノトーンではなく、温かみのあるベージュとタイポグラフィの組み合わせで、シンプルだけどノスタルジックな雰囲気になります。
女性向けのオーダーシューズのサイトです。少しグレーみのあるベージュは大人の雰囲気も出ていいですね。
Awwwards – Website Awards – Best Web Design Trends
海外の有名なWebサイトデザインのアワードサイトです。この記事に最初にカンファレンスのサイトを取り上げましたが、本体サイトもガラッと変わっていて驚きました!
こうやってみるとレトロと一言でいえども、いろんなタイプがありますね。
流行は繰り返すと言いますが、現代と組み合わせることで、ニュー・レトロみたいな、そのまま昔の流行を表現するだけでなく、今年ならではの表現になるのをみるのは楽しいものです。
流行りがあればもちろん廃りもあるので、上手く取り入れていきたいですね。