デザインを見せる前に「自分も聴く準備」をしておくことが大事だった

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「ココ、青じゃなくて赤にしたら?」「お客さんに言われたから直してください」

なぜデザインを見せると、ディレクターや営業担当、クライアントたちは、好き勝手なこと言ってくるのでしょう。そろそろ振り回されるのは止めにしたい!ひゃー!と思っているデザイナーさんへ。

書籍『みんなではじめるデザイン批評』から、私なりにモグモグと解釈したことを何回かにわけてお送りしていきます。

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みんなではじめるデザイン批評―目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド

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さあ、デザインを見せる前に、自分の胸に手を当てて。これから話す2つのことを自分自身へ問いかけてみて。

1、本当は見せたくないと思ってない?

本当は誰の意見も感想も求めてないのに、そうしなくてはいけない・そうするのが当たり前という理由で、誰かにデザインを見せようとしていないでしょうか。

2、褒めて欲しい・認めて欲しいと思ってない?

せっかく作ったデザインだからこそ、誰かに褒めて欲しいですよね。すごく、わかります…。でも、それが誰かにデザインを見せるときの一番の理由になっていないでしょうか。

大事なのは「自分も聴く準備をしておく」こと

上記にあげた2つの心持ちでいると、誰かにデザインを見せた時に、うまく相手の意見を受け止められなくなってしまいます。

  • 別に見せたくて見せてるわけじゃないのに、なぜそんなこと言われないといけないんだ…!と思うことでしょう。
  • 褒めらるのを期待して、実際褒められたら気分は最高!でも逆に、こうしたら?ああしたら?と言われると傷つくことでしょう。

でも、デザインを見せる前に「自分も聴く準備をしておく」ことで、精神的な負担を減らすこともできるのではないかと思うのです。

デザイナーは意外とコミュニケーションが多い職業。そして、コミュニケーション=人間関係はとても精神的に負荷がかかるものです。だからこそ、楽しくデザインのお仕事をするために、デザインを見せる前に自分へ問いかけてみてはいかがでしょうか。